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薬局で手に入るモノ|バファリン
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イブと同じく、頭痛薬の中で愛用されている方が多いのは
バファリンではないでしょうか?
イブより効き目が強いと感じる方もいらっしゃるみたいです。
ですが知っていましたか?
市販の頭痛薬の中で胃に影響が出やすいと
言われているのはバファリンです。
昔、CMで良く聞いた
【バファリンの半分はやさしさで出来ています】
というキャッチフレーズ。
薬事法に引っかかってしまったために最近では使えなくなってしまい、
別のフレーズに変わってしまったのですが、
果たして本当に、バファリンの半分は【やさしさ】で出来ているのでしょうか?
バファリンの成分はアセチルサリチル酸(アスピリン)を中心に、
アセトアミノフェン、無水カフェイン(バファリンA錠のみ合成ヒドロタルサイト)
が含まれています。
実はこのバファリンの成分は殆ど胃に負担をかけるものが中心となっています。
主成分はアセチルサリチル酸(以下:アスピリン)なのですが、
このアスピリン。
とても胃に負担が掛かる成分です。
空腹時に何日も連続して服用すると、
胃からの出血など大変なことになることもあります。
また、アスピリンは子供には危険な薬で、
肝障害を伴った脳障害を引き起こし死んでしまう危険性もあります。
幼児の居るご家庭では、服用や保管には充分な注意が必要です。
ところで。
先程お話しした【半分のやさしさ】。
それは一体何の事なのでしょうか?
胃への負担を軽減することを意味して言われていた、"半分の優しさ"。
これはアスピリンの作用を緩和させるために含まれている
合成ヒドロタルサイトのことなのですが、
合成ヒドロタルサイトはあまり効果がありません。
しかもこの"半分の優しさ"の成分はアルミニウムが含まれています。
アルミニウムは脳障害を起こすとも言われているので注意してください。
イブなどに比べ効き目が強いと感じる方も多いようですが、
その分副作用も強いのです。
また、イブと同じように成分として含まれている無水カフェイン。 これは依存性がとても高く、
繰り返し服用してしまう可能性が非常に高くなります。
ちなみに・・・バファリンも片頭痛にこの薬は効果がありません。 イブと同じ「解熱鎮痛消炎剤」という種類の薬で、
片頭痛に効果があるとされている頭痛薬の種類とは全く正反対の物だからです。
バファリンに含まれる成分と効果/副作用をまとめてみました。参考にどうぞ。
下記項目に当てはまる方は、副作用を引き起こす確率が高い方です。
服用出来ません ・過去にアレルギー症状を起こしたことがある
・バファリン又は他の解熱鎮痛薬、かぜ薬を服用してぜんそくを起こしたことがある
・15才未満の小児
服用前に医師、歯科医師又は薬剤師に相談しないと危険です ・医師又は歯科医師の治療を受けている
・妊婦又は妊娠していると思われる
・授乳中の人
・高齢者
・本人又は家族がアレルギー体質
・薬によりアレルギー症状を起こしたことがある
・心臓病、腎臓病、肝臓病、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病等の診断を受けた
・胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病等の病気にかかったことがある
・疾風患者
・肝臓・腎臓の機能が低下している方
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